私の設計手法 その1

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私の設計手法その1

・建築制限
建ぺい率   60%(敷地面積の6割 54.43㎡×0.6=32.65㎡まで) 9.8坪
容積率   200%(敷地面積の2倍 54.53㎡×2=108.86㎡まで) 32.9坪
第二種高度 真北距離×1.25+5mの制限

建築主の要望
夫婦+子供1人 駐車スペース(軽自動車程度)


≪ポイント 1≫ 最大限の床面積を確保する事を考える。


一番厳しいのは、第二種高度斜線
図面でいう北側と西側により離れた所で計画するのが順当ということになる。
計画は、一般的には、東と南を空けるのが常識とされるが、建築基準法は紛争予防の観点から隣接敷地、建物を重視する。つまりは隣接建物の日照を確保することとなる。 私の設計手法その1

≪ポイント 2≫ 計画建物が建てられる範囲を検討する


3階軒先高さ 8.740-5.00=3.74÷1.25=2.992
2階軒先高さ 6.140-5.00=1.14÷1.25=0.912
私の設計手法その1

私の設計手法その1

Aの範囲まで、2階及び3階の建物を建てられる。
Bの範囲まで、2階の建物が建てられる。

これで大まかの建てられる範囲が解った。


≪ポイント 3≫


建ぺい率から建てられる範囲はAの範囲プラスBの一部範囲ということになる。
建ぺい率限度32.65㎡÷間口4.30m=奥行き7.59mということになるが、隣地を越えるので敷地0.5m手前で止める。
※敷地0.5m手前で止めるのは建物維持管理のために必要な空間を確保する為です。

結果、間口4.30m×奥行き4.42m+2.05mの建物を計画する。
また、駐車スペースも確保される(但し、車庫入れは大変です)

私の設計手法その1

私の設計手法その1

私の設計手法その1

以上で完成。図面作成を新人研修の一環として試みたいので多少、時間が掛った。
空間を頭の中で把握することはかなり試練が必要ですし、また、いつも建物を見てそのデザインの良し悪し、好き嫌い、どのように納めているのだろうかと各部詳細を日常の生活の中でも好奇心をもって学習することが必要なのです。
いい間取りが出来た!!と得意になってしまってはいけない。住宅の設計はそこに住む人が気に入れなければ、なにもならない。
「こう住むべきだ」という決めつけはいけない。かつて名のある住宅の建築家ほどそのような傾向が多く見られるのでした。
あくまでも住み手の立場にたって提案すべきだし、住む人が納得してOKを出してくれなくてはなにもならいないのです。
と、先輩の設計者は言う。